多様性の尊重は合理的

siraito日本における人口は減り続けます。特に若者は確実に減ります。

「これからの日本は、多様な方たちとの共生・協働が必要となります」
言うのは簡単なのですが、実際どのように仕事の現場に取り入れていけばよいのでしょう。

昨年アースカラービジネススクールでは、ISFネットの渡邉社長の講座を開催しました
20大雇用を掲げ、社会的な雇用弱者の方たちの能力を引き出して月額給料25万円を支払えるよう
推進していくという宣言をされている会社です。
講座の実況中継は⇒こちら

健康で若く、有名な大学を出ていてコミュニケーション能力も高い、人材を採用したい、
とどんな会社も思うことでしょう。
そのほうが仕事の効率が良いからです。
しかし、そのような考えも改めたほうがよいのかもしれないと感じました。

単純に社会貢献のために高齢者を雇おう、障がい者を雇おう、外国人を雇おう、
というCSR的な発想ではなくて、それら社会的雇用弱者を雇用し、協働することは
企業の真の地力を向上させることに繋がると考えるからです。
言いかえれば、多様な方たちと協働をしたほうが会社としてメリット・効果があるということです。

同質の集団は発想が似てきます。
例えば高学歴・高収入の人たちは、人生で見聞するものが似てきます。
弱者の気持ちや正しいと言われるレールを外れて生きている人たちの考え方を本質的に理解する機会は減るでしょう。

マーケティング、商品開発の観点でいけば、
自社のお客様のことを本当に理解する、
あるいは新しいお客層を開拓していかければいけない場合、
そのお客様の気持ちや立場を調査・類推するだけでなく、
まさにその立場にいる人たちを雇用する、あるいは内部に参画してもらうというのは明らかに効果的です。
クリエイティブな発想をするためには、若くて頭の良い社員だけで考えるよりも、
多種多様な属性の方たちとで考えるほうが効率は悪いかもしれませんが、通常は出てこない発想が出るかもしれません。

社内の人材育成という観点でも異質な方たちと同居することによる学びは大きい気がします。
人間は同質な人達に囲まれると居心地がよく、異質な人達といるとストレスを感じます。
空気や世間が支配していると言われる日本人は特にそうなのかもしれません。
しかし、ストレスが人を成長させますし、何よりも違う立場の人たちを思いやる心が育ちそうです。

ダイバーシティ研究所の田村さんの講座でも伺いましたが、
(講座の実況中継は⇒こちら)
日本の企業の多くの経営陣は男性ばかり。しかもおじさんばかりです。
それではこれだけ変化の激しい、趣味嗜好が世代によって全く異なるような市場では対応できないでしょう。

繰り返しですが、
多様性の尊重とは、綺麗な言葉ですし、言うのは簡単なのですが実践は難しいです。

まずは自分からですね。